早漏対策で悩みを解消!効果が期待できる治療法と自宅でできる方法|MSクリニック横浜
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早漏対策で悩みを解消!効果が期待できる治療法と自宅でできる方法

  • 更新日:2025.04.21
  • 投稿日:2025.04.21

日本人男性の約3割が早漏の症状で悩んでおり、決して特別な悩みではありません。さまざまな種類の早漏が存在し、それぞれ適切な対策が存在します。

この記事では、早漏の3つの種類(過敏性、心因性、衰弱性)や最適な治療法(薬物療法、局所麻酔薬、行動療法、経験豊富な医師への相談・診察)、自宅でできる対策方法をご紹介します。早漏は決して特別な問題ではなく、適切な治療や対策で改善できる可能性があります。

MSクリニック横浜では、早漏のお悩みに対して、医学的な根拠にもとづいた丁寧な診断と治療を行っています。これらの悩みは一人で抱え込まず、適切なサポートを受けることで根本からの改善が可能です。自信を持ってパートナーとの関係を築くためにも、まずは専門医に相談してみましょう。

早漏の3つの種類

早漏には、主に以下の3種類があります。

  • 過敏性早漏
  • 心因性早漏
  • 衰弱性早漏

それぞれの特徴と対策を紹介します。

過敏性早漏

過敏性早漏は、亀頭(ペニスの先端部分)の感覚が過敏なことが原因で起こります。少しの刺激でもすぐに射精してしまい、性行為の時間が短くなってしまうのが特徴です。

医学的には、挿入から射精までの時間がおおむね1分以内である場合を早漏の診断基準の一つとしています。もちろん、性行為に対する満足度は主観的な側面も大きく、パートナーとの関係性も考慮する必要があります。

世界保健機関(WHO)は「男女両者が性的関係を楽しむために、十分な射精をコントロールできないこと」を早漏と定義しています。過敏性早漏は、特に性行為の経験が少ない若い世代(10代~20代)の方に多く見られます。

生まれつき神経が過敏な場合や、包茎により亀頭への刺激に慣れていない場合に、亀頭の過敏性を高める可能性があります。また、普段から短時間でマスターベーションを終わらせる習慣がある方も、過敏になりやすい傾向があります。

心因性早漏

心因性早漏は、ストレスや不安、緊張といった精神的な要因で起こります。以前は問題なかったのに、急に早漏になる場合もあります。性行為に対するプレッシャーや過去のトラウマ、パートナーとの関係性などが影響していると考えられます。

心因性早漏では、射精への不安や焦りが症状を悪化させる悪循環に陥りやすいです。過度なストレスや疲労は自律神経のバランスを乱し、射精のコントロールを難しくします。

脳内の神経伝達物質、特にセロトニンとノルアドレナリンのバランスの崩れも関係していると考えられています。セロトニンは精神の安定、ノルアドレナリンは興奮や覚醒に関わる神経伝達物質です。セロトニンとノルアドレナリンのバランスが崩れると、射精のコントロールが難しくなる可能性があります。

ストレスや不安、プレッシャーなどが背景にある場合には「心因性ED」の可能性も考えられます。以下の記事では、心因性EDの原因や症状、対処法について詳しく解説していますので、ご自身の状況と照らし合わせてご覧ください。
>>心因性EDの原因とは?主な症状や対処法、治療法を解説

衰弱性早漏

衰弱性早漏は、加齢や体力の低下に伴い、射精のコントロールが難しくなることで起こります。主に40代~60代の男性に多く見られます。男性ホルモンの減少や、運動不足による骨盤底筋の衰えなどが原因として考えられます。

衰弱性早漏は、勃起不全(ED)を併発していることも少なくありません。加齢とともに体力や筋力が低下すると、骨盤底筋も衰え、射精のコントロールが難しくなります。骨盤底筋は、排尿や排便のコントロールにも関わる筋肉であり、骨盤底筋が衰えると、射精のコントロールにも影響が出やすくなります。

早漏の治療法4選

早漏の治療は、症状や原因、ライフスタイルに合わせて、いくつかの治療法を組み合わせることもあります。早漏の治療法として、以下の4つを解説します。

  • 薬物療法
  • 局所麻酔薬
  • 行動療法
  • 経験豊富な医師への相談・診察

薬物療法

早漏の薬物療法として、当院では早漏改善のための内服薬を処方しています。ポゼット(プリリジージェネリック)30mgを1錠1,650円(税込)でご提供しています。このお薬はセロトニンという神経伝達物質の働きを調整することで射精を遅らせる効果があります。

ポゼット(主成分:ダポキセチン)は性行為の​30​分〜1時間前に服用すると良いとされています。即効性があり効果の持続時間が3〜5時間という特徴があります。副作用として、喉の渇きやめまい、吐き気、下痢、便秘などが起こることがあります。

抗うつ薬として使われているSSRIという種類の薬も、早漏の治療に用いられることがあります。SSRIは、セロトニンの再取り込みを阻害することで、脳内のセロトニン濃度を高める薬です。

局所麻酔薬

局所麻酔薬は、ペニスに直接塗布、スプレーし、亀頭の感覚を一時的に麻痺させ、射精を遅らせる効果があります。リドカインやプロカインなどの成分が含まれています。性行為の20~30分前に使用することで、射精を遅らせる効果が期待できます。

局所麻酔薬を使用する際は、パートナーへの影響を避けるため、性行為の前に洗い流す必要があります。使用量や使用方法を誤ると、効果が十分に得られないことや、副作用が生じる可能性もあるので、医師の指示に従って正しく使用することが重要です。

行動療法

行動療法は、射精のタイミングをコントロールするトレーニング法です。代表的なものに、スクイーズ法とセマンズ法があります。スクイーズ法は、射精しそうになったら、亀頭の根元を強く数秒間押さえることで射精を遅らせる方法です。

セマンズ法は、射精寸前で刺激を中断し、射精感がなくなってから再び刺激を与えます。刺激を繰り返すことで、射精コントロールをする方法です。

経験豊富な医師への相談・診察

早漏の原因がストレスや不安、過去のトラウマなど、心理的な要因が関係している場合は、経験豊富な医師への相談・診察が有効です。相談・診察では、心理的な問題を解決するためのサポートや、性に関する正しい知識を身につけることができます。

早漏は精神的な影響も大きく、自信喪失や不安、ストレスなどを引き起こす可能性があります。相談・診察を通して、精神的な負担を軽減し、性行為に対する自信を取り戻すことが期待できます。

パートナーとのコミュニケーション方法を学ぶことで、性生活における相互理解を深め、満足度を高めることにもつながります。当院では、早漏治療として以下の選択肢をご用意しています。

  • 早漏治療薬処方(プリリジー30mg):1錠3,300円(税込)
  • 早漏治療薬処方(ポゼット(プリリジージェネリック)30mg):1錠1,650円(税込)
  • 早漏治療(ヒアルロン酸注入法):55,000円(税込)
  • 早漏治療(包皮環状切除主):99,000円(税込)
  • 早漏治療(包皮小帯切除手術):55,000円(税込)
  • 早漏治療(真珠様丘疹除去手術):55,000円(税込)
  • 診察・相談:無料

治療の詳しい内容はお問い合わせください。診察・相談だけでなく、再診料・アフターケアも無料ですので、お気軽にご相談ください。

自宅でできる早漏対策

自宅でできる早漏対策として、以下の4つを紹介します。

  • スクイーズ法
  • ケーゲル体操
  • コンドームや体位の工夫
  • パートナーとのコミュニケーション

スクイーズ法

スクイーズ法は、射精のタイミングをコントロールするためのトレーニング方法です。射精の直前に、亀頭の付け根(亀頭と陰茎の境目)を親指と人差し指で数秒間つまむことで、射精を遅らせる練習をします。性行為中の射精のタイミングを自身でコントロールできるようになることを目指します。

具体的な手順は以下のとおりです。

  1. リラックスした状態でマスターベーションを行います。
  2. 射精しそうになる直前、射精する感覚がピークに達する少し手前で、亀頭の付け根を親指と人差し指で強くつまみます。
  3. 約4秒間つまみます。つまむ強さは射精の感覚が収まる程度の強さにすることが重要です。
  4. 射精する感覚が収まったら、つまむのをやめます。
  5. この動作を1回のマスターベーション中に4~5回繰り返します。
  6. 慣れてきたら、徐々に刺激の強さを上げていきます。刺激の強さを上げることで、より実践的なトレーニングになり、性行為中の状況に近づけることができます。

スクイーズ法は、パートナーと一緒に行うことも可能です。パートナーと協力することで、お互いの理解を深め、より良い性生活を送るための協力体制を築くことにもつながります。

トレーニングを継続することで、射精のコントロール能力が向上し、早漏の症状が改善される可能性があります。研究によっては、トレーニングを3か月間継続した場合、多くの男性に改善が見られたという報告もあります。

ケーゲル体操

ケーゲル体操は、骨盤底筋を鍛えるための運動です。骨盤底筋は、尿道や肛門、また陰茎を支える筋肉群です。骨盤底筋を鍛えることで、射精のコントロール能力も向上させることができます。特に、加齢や体力の低下による衰弱性早漏に効果的です。骨盤底筋は、加齢とともに衰えやすく、意識的に鍛えることが重要です。

ケーゲル体操のやり方は、以下のとおりです。

  1. 仰向けに寝転がり、膝を曲げて足を肩幅に開きます。リラックスした姿勢で行うことが大切です。
  2. お腹に手を当てながら、肛門や尿道全体に力を入れて5秒間ほど締めます。お腹や太ももに力が入らないように注意します。
  3. 5秒間力を抜いてリラックスします。筋肉をしっかりと収縮させた後、完全にリラックスさせることで、骨盤底筋のトレーニング効果を高めることができます。
  4. 10回1セットとして、1日3セットを目安に行います。毎日継続して行うことで、効果を実感しやすくなります。
  5. 慣れてきたら、締める時間を10秒まで延ばしてみましょう。徐々に負荷を上げることで、骨盤底筋をより効果的に鍛えることができます。

ケーゲル体操は、いつでもどこでも簡単に行うことができるので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。継続することで、早漏の改善だけでなく、勃起力の向上や尿漏れ予防にも効果が期待できます。

コンドームや体位の工夫

コンドームや体位を工夫することで、陰茎への刺激を調整し、射精のタイミングを遅らせることができます。早漏でお悩みの方は、性行為中の刺激の強さに敏感になっている場合が多く、刺激を調整することで射精までの時間を長くできます。

コンドームは、厚みのあるタイプのものを使うと、感度を低下させる効果があります。さまざまな種類を試してみて、自分に合ったコンドームを見つけることが大切です。

体位に関しては、射精しにくい体位を意識的に選ぶことが大切です。射精しそうになったら体位を変えることで、感覚をリセットし、射精を遅らせる効果も期待できます。

パートナーとのコミュニケーション

早漏の改善には、パートナーの理解と協力が不可欠です。早漏に悩んでいることをパートナーに打ち明け、一緒に解決策を探していくことが重要です。早漏はデリケートな問題であり、一人で抱え込まずにパートナーと共有することで、精神的な負担を軽減し、より良い関係を築くことができます。

早漏は「治すべき問題」ではなく「一緒に取り組むテーマ」として伝えることが大切です。自分の気持ちや不安を正直に伝え、パートナーの気持ちにも耳を傾けましょう。

パートナーとスクイーズ法などを行うことや、体位を工夫することで、刺激のコントロールをしやすくなります。前戯を丁寧に行うことで、女性の性的興奮を高め、男性側の負担軽減もできます。早漏は一人で抱え込まず、パートナーと協力しながら、より良い性生活を築きましょう。

なお、夫婦間で性的な悩みがある場合、「妻とはできないけれど他の女性とは問題ない」といったケースもあります。以下の記事では、そうした「妻だけED」の特徴や原因、改善策について詳しく解説しています。
>>妻だけEDの特徴は?勃起しない原因と治し方、夫婦で取り組むべき対策

まとめ

早漏は多くの男性が経験する悩みであり、決して恥ずかしいことではありません。ご自身の早漏の種類を理解し、適切な対策をとることで改善できる可能性は大いにあります。

自宅でできる早漏対策から、自分に合った方法を見つけることが重要です。パートナーとのコミュニケーションも大切です。焦らず少しずつ、自分に合った方法を見つけていくことが、早漏改善への第一歩です。

MSクリニック横浜では、早漏でお悩みの患者さんに合わせたさまざまな治療法をご提供しています。当院の早漏治療の特徴は以下のとおりです。

  • 患者さんの症状に合わせた最適な治療法をご提案
  • 早漏改善薬の処方から手術まで幅広い選択肢
  • 丁寧な説明と患者さんのプライバシーに配慮した診療

早漏は適切な治療で改善できる可能性があります。お一人で悩まず、経験豊富な医師にご相談ください。当院では初診料・再診料・アフターケアも無料で行っておりますので、お気軽にお越しください。
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参考文献

ページ監修:総院長「葉山芳貴」紹介

葉山芳貴

総院長、医学博士 葉山芳貴

経歴

平成14年
聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年
大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年
大手美容形成外科 院長 就任
平成27年
メンズサポートクリニック開設
平成28年
メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年
医療法人清佑会 理事長 就任

資格

医師免許(医籍登録番号:453182)

保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)