包茎と早漏の関連性と改善法!根本から解決するアプローチ法
- 更新日:2025.04.21
- 投稿日:2025.04.21

包茎や早漏に悩んでいませんか?2つは別々の問題と思われがちですが、実は密接な関係があり、早漏の原因として包茎が関係しているケースも少なくありません。包茎と早漏は、男性の自信や性生活の満足度に大きく影響を与えるデリケートな悩みです。
この記事では、包茎が早漏にどのように関係しているのかを解説し、根本的な改善につながる5つの対策をご紹介します。自分に合った方法を見つけ、包茎や早漏の悩みを解消するための第一歩を踏み出しましょう。
MSクリニック横浜では、包茎や早漏といった男性特有の悩みに対して、医学的な根拠にもとづいた丁寧な診断と治療を行っています。これらの悩みは一人で抱え込まず、適切なサポートを受けることで根本からの改善が可能です。自信を持ってパートナーとの関係を築くためにも、まずは専門医に相談してみましょう。
包茎が早漏に与える影響
包茎が早漏にどのように影響するのか、メカニズムについて以下の内容を解説します。
- 亀頭の過敏性
- 心理的影響
亀頭の過敏性
仮性包茎の場合、普段から亀頭は包皮に覆われています。包皮に覆われている状態が続くと、亀頭は外部からの刺激に慣れておらず過敏です。手術によって亀頭が下着に触れるようになると、少しずつ刺激に慣れて過敏性が軽減される可能性があります。
日頃から亀頭を清潔に保つことも、過敏性を抑えるために重要です。適切なケアを行うことで、感染症などのリスクも低減できます。
心理的影響
包茎による影響は身体面だけでなく、心理面にまで及び、早漏につながることもあります。「自分の性器の形は普通だろうか?」「パートナーにどう思われるだろうか?」という不安やコンプレックスを抱える人も少なくありません。心の負担が、性行為に対するプレッシャーや緊張を高め、早漏を悪化させる原因となる場合があります。
「包茎だから早漏になってしまう」という思い込みも、早漏を助長する大きな要因となります。「また早漏になったらどうしよう」という不安は、性行為中の緊張を高め、早漏につながる悪循環を生み出してしまいます。
早漏の改善策5選
早漏でお悩みの方は、想像以上に多くいます。早漏の改善策について5つの方法をご紹介します。
- 包茎手術
- 早漏トレーニング
- 薬物療法
- 心理療法
- 自慰行為の改善
包茎手術
包茎手術は、余分な包皮を切除することで亀頭を露出させる手術です。亀頭が常に包皮で完全に覆われている状態が続くと、外部からの刺激に過敏になりやすく、早漏の大きな原因となるケースがあります。包茎手術には、環状切除術や長茎手術などの種類があります。
それぞれメリット・デメリットがあり、患者さんの状態に合わせて最適な方法を選択します。費用やダウンタイムなども含めて、医師とよく相談し、納得したうえで手術を受けることが大切です。
MSクリニック横浜では、包茎症状に応じたさまざまな治療法を提供しています。詳しくは以下のページをご覧ください。
>>包茎治療について詳しく知る
早漏トレーニング
早漏トレーニングは、射精のコントロール能力を高めるためのトレーニングです。さまざまなトレーニング方法がありますが、代表的なものとしてスクイーズ法とセマンズ法について解説します。
- スクイーズ法
射精しそうになったら亀頭の付け根をパートナーに数秒間ギュッと押さえてもらい、射精を遅らせる訓練です。押さえる強さは、痛みを感じない程度が適切です。 - セマンズ法
パートナーと一緒に行うトレーニングで、射精直前に性行為を中断し、感覚が落ち着いてから再開することで射精のコントロールを学ぶ方法です。中断時間は、人によって異なりますが、一般的には30秒程度が目安とされています。
トレーニングは、継続して行うことで効果を発揮します。毎日少しずつでも続けることが重要です。トレーニング中は、リラックスして行うことが大切です。
骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操も、早漏改善に効果的です。骨盤底筋は、排尿をコントロールする筋肉でもあり、鍛えることで射精のコントロール能力も向上する可能性があります。ケーゲル体操は、肛門を締めたり緩めたりする運動で、いつでもどこでも簡単に行うことができます。
近年では、市販のトレーニング用品(TENGAなど)を用いたトレーニングも注目されています。段階的な刺激レベルを設定できるため、自分に合った強度で取り組めます。
薬物療法
薬物療法では、早漏治療薬や外用麻酔薬などを用いて早漏の改善を図ります。
早漏治療薬は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの再取り込みを阻害することで、射精までの時間を遅らせる効果があります。どのタイプの早漏にも効果が認められるため、早漏治療の第一選択薬となっています。代表的な薬剤として、ダポキセチン(商品名:ポゼット、プリリジーなど)があります。
外用麻酔薬は、亀頭の感覚を一時的に麻痺させることで、早漏を改善する効果が期待できます。リドカインを主成分とするスプレータイプのものが一般的です。性行為の20~30分前に亀頭に噴霧し、性行為直前に洗い流すか、コンドームを使用することで、パートナーへの影響を最小限に抑えることができます。
薬物療法は即効性がある場合もありますが、副作用が出る可能性もあるため、必ず医師の指示に従って使用することが重要です。
心理療法
早漏の原因が心理的なものである場合、心理療法が有効な場合があります。性行為に対する不安やプレッシャー、過去のトラウマが原因で早漏になることがあります。診察や相談を通じて心の状態を整えることで、早漏の改善につながる可能性があります。
心理療法では、患者さんの心の状態を理解し、不安やストレスの原因を探りながら対処するための方法を一緒に考えていきます。
自慰行為の改善
自慰行為の方法を見直すことも、早漏の改善に役立つ場合があります。射精までの時間を意識的に長くする練習を行うことで、射精のコントロール能力を高めることができます。
自慰行為の際に、射精しそうになったら一旦行為を中断し、感覚が落ち着いてから再開するトレーニングを繰り返すことで、射精のタイミングをコントロールする訓練になります。
自慰行為の頻度や方法、使用する刺激の強さなどを調整することも有効です。普段から強い刺激で短時間に終えることが多い場合、射精のコントロールが難しくなることがあります。刺激を弱め、時間をかけて行うよう意識することで、コントロール能力の向上が期待できます。
包茎と早漏改善に向けて考えるべきこと
包茎や早漏は、適切な改善策に取り組むことで、より健康で豊かな生活を送ることが期待できます。改善に向けて参考となる以下の3つをご紹介します。
- 自分に合った治療法の選択
- 医療機関への相談のタイミング
- 長期的な改善に向けた日常での取り組み
自分に合った治療法の選択
包茎と早漏の治療法は多岐にわたり、それぞれの症状や原因、自分自身のライフスタイルに合った治療法を選ぶことが重要です。包茎手術は、以下の包茎の種類に対応できる治療法です。
- 真性包茎:勃起しても亀頭が全く露出しない状態
- 仮性包茎:通常時は亀頭が包皮に覆われているものの、勃起時や手で包皮を引っ張ると亀頭が露出する状態
- カントン包茎:亀頭を露出させると包皮が亀頭直下に嵌まり込んだ状態になる包茎
早漏治療薬(ダボキセチン)は早漏治療の第一選択薬ですが、早漏にも、過敏性、心因性、衰弱性といった種類があり、それぞれ下記に示す治療法を組み合わせることでより良い効果が見込まれます。
- 過敏性早漏:亀頭の過敏さを軽減するために、外用麻酔薬を使用したり、スクイーズ法などのトレーニングを行ったりすることが有効
- 心因性早漏:性行為に対する不安やプレッシャーが原因となっているため、心理療法や診察・相談が有効
- 衰弱性早漏:骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操が有効
治療法は単独で行う場合もあれば、組み合わせて行う場合もあります。最適な治療法を医師と相談しながら選択することが重要です。
以下の記事では、早漏のタイプ別に効果が期待できる治療法や、自宅でできる対策を詳しく解説しています。セルフケアと医師のアドバイスを組み合わせて、悩みの解消につなげましょう。
>>早漏対策で悩みを解消!効果が期待できる治療法と自宅でできる方法
医療機関への相談のタイミング
包茎や早漏は専門家のサポートを受けることで、よりスムーズに、根本的に改善できる可能性が広がります。以下の場合は、医療機関への相談を検討してみましょう。
- 自分でケアを試みたが改善しない
- 症状が悪化している
- 日常生活に支障が出ている
- 精神的に辛い
- パートナーとの関係に悩んでいる
MSクリニック横浜では、包茎手術や早漏治療について無料相談を行っています。お気軽にご相談ください。
>>オンライン予約はこちらから
長期的な改善に向けた日常生活での取り組み
包茎や早漏の改善は、短期間で劇的に変化するものではなく、日々の生活における時間と継続的な努力が必要です。早漏トレーニングは数か月続けることで効果が現れ始めます。包茎手術を受けた後も、亀頭が刺激に慣れるまでには時間を要します。治療後も定期的に医師に相談し、経過観察やアドバイスを受けることが大切です。
ストレスや生活習慣も大きく影響するため、継続的な改善が必要です。焦らず少しずつでも改善していくことを目標に、根気強く取り組んでいきましょう。パートナーとのコミュニケーションも改善の鍵となります。悩みや不安を共有し、お互いを理解することで、より良い関係を築き、性生活の満足度を高めることができます。
なお、「自分は早漏なのかどうか分からない」と感じている方に向けて、明確な基準や自己判断の目安を解説した記事もご用意しています。正しい知識を持つことが、改善への第一歩となります。
>>早漏の基準と自己判断の目安!専門医が解説する正しい知識
まとめ
包茎や早漏は、男性にとってデリケートな悩みであり、密接な関係があります。包茎によって亀頭の過敏性が増し、早漏につながるケースが多いのです。見た目へのコンプレックスから心理的なプレッシャーを感じ、早漏を悪化させる可能性もあります。
早漏の改善策には、以下の方法があります。
- 包茎手術
- 早漏トレーニング
- 薬物療法
- 心理療法
- 自慰行為の改善
さまざまなアプローチがありますが、自分に合った方法を見つけることが重要です。包茎や早漏は、適切な治療と継続的なケアによって、症状の改善が期待できます。一人で悩まず、経験豊富な医師に相談してみましょう。
以下の記事では、包茎手術を検討している方に向けて、治療のメリットとデメリットを詳しく解説しています。安心して治療を受けるための基礎知識を知っておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
>>包茎手術のメリットとデメリットは?安心して治療を受けるための基礎知識を解説
参考文献
Yutaro Hayashi, Yoshiyuki Kojima, Kentaro Mizuno, Kenjiro Kohri. Prepuce: phimosis, paraphimosis, and circumcision. ScientificWorldJournal, 2011, 11, -, p.289-301
ページ監修:総院長「葉山芳貴」紹介

総院長、医学博士 葉山芳貴
経歴
- 平成14年
- 聖マリアンナ医科大学 卒業
- 平成20年
- 大阪医科大学 大学院 卒業
- 平成22年
- 大手美容形成外科 院長 就任
- 平成27年
- メンズサポートクリニック開設
- 平成28年
- メンズサポートクリニック新宿 院長就任
- 平成28年
- 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)