ED治療の費用は?治療薬や手術の価格相場を比較|MSクリニック横浜
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ED治療の費用は?治療薬や手術の価格相場を比較

  • 更新日:2025.03.01
  • 投稿日:2025.03.01

ED治療について悩んでいませんか?実は、多くの男性が抱えるデリケートな悩みがEDです。治療したいけれど費用がいくらかかるのかどんな治療法があるのかわからず、一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ED治療薬の内服治療から、最新の衝撃波治療、そして手術療法まで、さまざまな治療法の費用相場を徹底比較しています。ジェネリック医薬品やオンライン診療を活用した費用の節約術、保険適用となるケースについても詳しく解説します。

ED治療は決して恥ずかしいことではありません。自分に合った治療法を見つけることが、自信を取り戻す第一歩です。この記事を通して、費用面での不安を解消し、最適な治療法を見つけるためのヒントを得てください。

MSクリニック横浜では、EDでお悩みの方に対して適切な診断と治療を提供しています。一人で悩まず、適切な情報を得て、より良い生活への一歩を踏み出しましょう。

ED治療の費用相場を徹底比較!代表的な3つの治療法を解説

ED治療は、男性にとってデリケートな問題であり、費用面についても気にされる方が多いです。以下、3つのED治療についての解説と費用相場を紹介します。

  • ED治療薬(バイアグラやレビトラ、シアリスなど)の内服
  • 衝撃波治療による血管再生療法
  • 手術療法(ペニスプロテーゼ挿入術など)

ED治療薬(バイアグラやレビトラ、シアリスなど)の内服

ED治療薬は、血管を拡張させる作用があり、適切な条件下で勃起を補助することが期待されます。バイアグラやレビトラ、シアリスといった種類があり、効果の持続時間や副作用、費用などがそれぞれ異なります。

バイアグラの効果は約4時間ですが、シアリスは約36時間と長く持続します。副作用としては、どの薬剤も頭痛やめまいが起こる可能性がありますが、頻度や程度は個人差があります。費用は1錠あたり数百円〜数千円程度です。ジェネリック医薬品を選択すれば、費用をさらに抑えることができます。

ED治療薬は、比較的気軽に始められる治療法ですが、効果が一時的であること、副作用の可能性があることを理解しておく必要があります。持続時間や副作用、費用のバランスを考慮し、医師と相談しながら最適な薬剤を選択しましょう。食後や飲酒後に服用すると効果の発現が遅れ、効果が弱まる場合があるので注意が必要です。

衝撃波治療による血管再生療法

衝撃波治療は、低エネルギーの衝撃波を陰茎に照射することで血管の新生を促し、EDを改善するとされている治療法です。手術や注射を必要としないため、体への負担が少ないというメリットがあります。

費用は1回あたり3万円〜5万円程度で、複数回の治療が必要となる場合があります。治療期間は患者さんの状態によって異なりますが、4回〜6回程度の治療で効果を実感できる方もいますが、全く効果が実感できない方もいます。効果発現には個人差があり、すぐに効果を実感できない場合もあります。

衝撃波治療は、薬物治療で効果が得られない場合や、手術に抵抗がある場合に適した治療法です。すべての患者さんに効果があるとは限らないため、医師との綿密な相談が必要です。

手術療法(ペニスプロテーゼ挿入術など)

手術療法としては、ペニスプロテーゼと呼ばれる人工物を挿入する手術があります。ペニスプロテーゼ挿入術は、他の治療法で効果が得られない場合や、重度のEDの方に適応されます。費用は80万円〜120万円程度と高額ですが、効果の持続が期待できる点が大きなメリットです。

手術療法は侵襲的(しんしゅうてき)な治療法であるため、感染症などのリスクも伴います。手術療法を選択する場合は、医師から手術の内容やリスクについて十分な説明を受け、納得したうえで決断することが重要です。

治療法のメリット・デメリット、費用、治療期間

治療法のメリット・デメリットや費用、治療期間を表にまとめていますので、参考にしてください。

治療法

メリット

デメリット

費用(目安)

治療期間

薬物治療

比較的安価、手軽に始められる

効果が一時的、副作用の可能性

数百円~数千円/錠

衝撃波治療

体への負担が少ない、副作用が少ない

効果に個人差がある、複数回の治療が必要

3万円~5万円/回

数週間~数か月

手術療法

効果の持続が期待できる

高額、侵襲的(しんしゅうてき)な治療

80万円~120万円

数日~数週間

治療法を選択する際には、費用だけでなく、効果、副作用、治療期間などを総合的に考慮し、医師とよく相談することが重要です。ご自身のライフスタイルや経済状況なども踏まえ、最適な治療法を選択しましょう。

ED治療の費用を抑える賢い方法4選

ED治療にかかる費用を少しでも抑えるための具体的な方法として、以下の4つが挙げられます。

  • ジェネリック医薬品で費用を節約
  • オンライン診療で通院費用を削減
  • 保険適用で費用負担を軽減できるケース
  • 医療費控除で確定申告

ジェネリック医薬品で費用を節約

ED治療薬には、先発医薬品とジェネリック医薬品があります。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を含んでおり、効果も同等とされています。有効成分以外の添加物も概ね先発薬と同じですが、製造工程や微量な添加物は異なります。大きな違いは、ジェネリック医薬品の方が価格が安いという点です。費用を抑えたい方は、ジェネリック医薬品を選択肢の一つとして検討できます。

先発医薬品であるバイアグラのジェネリック医薬品はシルデナフィルとして、レビトラのジェネリック医薬品はバルデナフィルとして、シアリスのジェネリック医薬品はタダラフィルとして販売されています。先発医薬品と比べて3割〜7割程度費用を抑えられる場合もあります。

1錠あたりの目安の費用は、以下のとおりです。

  • バイアグラ:900円~1,700円(シルデナフィル:400円~1,200円)
  • レビトラ:1,000円~1,800円(バルデナフィル:700円~1,500円)
  • シアリス:1,500円~1,900円(タダラフィル:800円~1,600円)

具体的な費用については医師にご相談ください。

医師の立場から見ても、ジェネリック医薬品は有効成分や効果において先発医薬品と変わらないため、費用を抑えるうえで有効な選択肢だと考えています。製造工程や微量な添加物の違いによって「効き方が違う」と感じる患者さんもいらっしゃいますが、効果と安全性が確認された医薬品ですので、安心して使用していただけます。

オンライン診療で通院費用を削減

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンを使って、ビデオ通話で医師の診察を受けられるサービスです。診察を受けに行くための交通費や移動時間を節約できるだけでなく、待ち時間も短縮できる場合が多いです。

クリニックによっては初診料や再診料が無料、あるいは対面診療より安価に設定されている場合もあります。ED治療薬もオンラインで処方してもらえるので、通院にかかる費用と時間を削減することが可能です。費用だけでなく、プライバシーの懸念がある方にとっても、受診しやすい方法の一つです。

当院ではオンライン診療も行っていますので、お気軽にご相談ください。

保険適用で費用負担を軽減できるケース

ED治療は基本的に保険適用外ですが、特定の疾患が原因でEDを発症している場合は、保険適用となる可能性があります。糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病や、前立腺がんや膀胱がんの手術後などにEDを発症した場合、治療の一環としてED治療が保険適用となることがあります。

保険適用となるかどうかは医師の診断が必要です。ED治療を受けたい方は、まずは医師に相談し、原因を特定するための検査を受けることが重要です。

医療費控除で確定申告

ED治療にかかった費用の一部は、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、その超過分を所得から控除できる制度です。確定申告を行うことで、所得税の一部が還付される場合があります。

医療費控除を受けるためには、医療機関から発行された領収書が必要となりますので、大切に保管しておきましょう。医療費控除の対象となるのは、ED治療薬の費用だけでなく、診察料や検査費用なども含まれます。ED治療は継続的に費用がかかる場合もあるため、医療費控除を適切に利用することで、経済的な負担を軽減できます。

医療控除の対象になるかどうかは税務署の判断となりますので、確定申告の際には管轄する税務署に相談しましょう。

ED治療を受ける前後の2つの注意点

ED治療を受ける前後の注意点として、以下の2つを解説します。

  • 診察の重要性
  • 治療後のケアとアフターフォロー

診察の重要性

ED治療において、診察は重要な役割を果たします。EDの原因は身体的なものだけでなく、精神的なものも関わっている場合が多いからです。ストレスや不安、パートナーとの関係などがEDに影響を与えることもあります。

医師との診察では、あなたの症状や生活習慣、過去の病歴などを詳しく話し、EDの原因を探っていきます。EDの症状がいつから始まったのか、どの程度の頻度で起こるのか、他に何か症状があるかなどを詳しく聞かれます。日頃の食生活や運動習慣、喫煙や飲酒の有無、睡眠時間なども確認されます。

情報をもとに、医師はEDの原因を特定し、適切な治療法を提案します。治療法のメリット・デメリットや費用についても丁寧に説明を受けられますので、疑問や不安を解消し、安心して治療に臨むことができます。ご自身の症状や希望に合った治療法を選択するためにも、診察を受けることで、不安の軽減につながることもあります。

治療後のケアとアフターフォロー

EDは、治療が終わっても、治療後のケアとアフターフォローが大切です。治療の効果を維持し、再発を防ぐためには、医師の指示に従って、定期的な診察や検査を受けることが重要です。

治療後の経過観察を通して、医師は治療の効果や副作用の有無を確認し、必要に応じて治療法の調整を行います。薬物療法を受けている場合は、薬の種類や用量を変更するなど、個々の患者さんの状態に合わせて調整されます。

生活習慣の改善やセルフケアについてもアドバイスを受けられます。治療後のケアとアフターフォローをしっかりと行うことで、EDの再発を防ぎ、より健康な状態を維持できます。

EDには心因性の原因もあります。心因性EDの原因は一人ひとり異なり、適切な対処法を知ることが改善への第一歩になります。具体的な症状や治療法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>心因性EDの原因とは?主な症状や対処法、治療法を解説

失敗しない!信頼できるクリニック選びの5つのポイント

ED治療はデリケートな問題だからこそ、信頼できるクリニック選びがとても重要です。適切な治療を受け、安心して治療を続けるため、クリニック選びで失敗しないためのポイントを具体的に5つご紹介します。

  • 経験豊富な医師
  • 治療法や費用の説明
  • 個人情報保護の取り組み
  • 通院のしやすさ
  • 口コミ・評判

経験豊富な医師

医師の経歴や専門性を確認しましょう。ED治療に精通した医師がいるクリニックを選ぶことで、より適切な診断と治療を受けることができます。経験豊富な医師の資格や所属学会などをホームページで確認し、クリニックに問い合わせて確認しましょう。

治療法や費用の説明

治療法や費用について、きちんと説明してくれるクリニックを選びましょう。治療内容や費用が不明瞭なクリニックは避けるべきです。ホームページで治療内容や費用が公開されているかどうかも確認し、疑問点があれば積極的に質問しましょう。納得したうえで治療を開始することが大切です。

個人情報保護の取り組み

プライバシーへの配慮も重要です。個人情報保護にしっかりと取り組んでいるクリニックを選び、安心して治療を受けられる環境を選びましょう。待合室のプライバシーへの配慮や、診察室での会話の守秘義務など、具体的な配慮事項を確認しましょう。

通院のしやすさ

通いやすさも重要なポイントです。自宅や職場からアクセスしやすいクリニックを選ぶことで、治療を継続しやすくなります。アクセスの良さや診療時間だけでなく、オンライン診療の有無なども確認しておきましょう。

口コミ・評判

最後に、口コミや評判を参考にしましょう。他の患者さんの体験談は、クリニックを選ぶ際の貴重な情報源となります。ただし、口コミはあくまで個人の感想であるため、参考程度にとどめ、最終的にはご自身の判断でクリニックを選びましょう。

EDの改善・予防が期待できる4つの生活習慣

EDの改善・予防には、セルフケアと生活習慣の改善も効果的です。心身ともに健康な状態を維持し、EDのリスクを軽減できます。具体的には、以下のとおりです。

  • バランスの取れた食事
  • 適度な運動
  • 質の高い睡眠
  • 禁煙

バランスの取れた食事

食生活はEDの改善・予防に大きく影響を与えます。特に、血流をスムーズにし、ホルモンバランスを整える栄養素を意識的に摂取することが重要です。

野菜や果物、魚介類、ナッツ類などをバランスよく取り入れ、ビタミンやミネラル、抗酸化物質を豊富に含む食品を積極的に摂りましょう。トマトやほうれん草に含まれるリコピンや葉酸は血管の健康を保ち、青魚に豊富なEPAやDHAは血流を改善する働きがあります。

脂肪分の多い食事や加工食品の過剰摂取は動脈硬化を引き起こし、陰茎への血流を妨げる可能性があるため、控えめにしましょう。揚げ物や高脂肪の肉類、糖分の多い食品の摂りすぎには注意が必要です。

適度な運動

適度な運動は、血行を促進し、ストレス解消にも効果的です。毎日30分程度のウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどを習慣化することで、血管の柔軟性が向上し、動脈硬化の予防にもつながります。スクワットやヒップリフトといった下半身の筋力トレーニングは、骨盤周辺の血流を改善し、勃起機能の向上につながります。

質の高い睡眠

十分な睡眠時間を確保することも大切です。睡眠不足は、ホルモンバランスを崩し、EDのリスクを高める可能性があります。規則正しい生活リズムを心がけ、質の高い睡眠を確保しましょう。

禁煙

禁煙も重要です。喫煙は血管を収縮させ、血流を阻害するため、EDの原因となることがあります。生活習慣の改善は、ED治療の効果が期待でき、健康全般の改善につながる可能性があります。毎日の生活の中で、できることから少しずつ実践していくことが大切です。継続的に取り組むことで、より効果を実感できます。

年齢や生活習慣、ストレスなどがどのように影響するのか、EDになりやすい人の特徴や具体的な対処法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>ED(勃起不全)の原因とは?なりやすい年齢や症状の特徴、対処法について

まとめ

ED治療にはさまざまな選択肢があり、メリット・デメリットも異なります。自分に合った治療法を見つけることが重要です。費用を抑えるには、ジェネリック医薬品やオンライン診療を検討したり、保険適用となるケースがないか確認したりする方法があります。医療費控除の活用も検討しましょう。

治療を受ける際は、信頼できるクリニックを選び、医師としっかり相談することが大切です。治療後も生活習慣を見直すことで、より良い効果が期待できます。EDは決して恥ずかしいことではありません。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみてください。

当院では、ED治療薬として、院内処方しています。オンライン診療による処方も行っていますので遠方の方でも利用できます。気になる方はぜひ公式サイトをご確認ください。
>>オンライン予約はこちらから

参考文献

Shah R, El-Khatib FM, Yafi FA. The Cost Effectiveness of Erectile Dysfunction Therapies-A Global Perspective. J Sex Med, 2021, 18(11), p.1819-1821

ページ監修:総院長「葉山芳貴」紹介

葉山芳貴

総院長、医学博士 葉山芳貴

経歴

平成14年
聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年
大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年
大手美容形成外科 院長 就任
平成27年
メンズサポートクリニック開設
平成28年
メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年
医療法人清佑会 理事長 就任

資格

医師免許(医籍登録番号:453182)

保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)